健診項目の意味と考え方

肥  満 脂  質 血  圧 血  糖
アミラーゼ 肝 機 能 腎 機 能 血  液
眼科の検査 心電図検査 肺機能検査 メタボリック
シンドロームとは

眼科の検査

  眼圧測定検査

 眼球に空気を吹き付けて眼球の固さを測定し、眼球内圧(眼圧)の変化を調べます。
 眼圧の変動は目の異常を知る手がかりとなり、特に緑内障の診断には欠かせないものです。

 眼底検査

 眼底は全身の中で血管を直接観察できる場所で、全身の血管の状態を知る手がかりとなります。

心電図検査

 心電図検査

 心電図検査とは、体の表面に電極をつけ、心筋が収縮するときの電気的な興奮をとらえて記録する検査です。
 この電気的変化を描画したのが心電図です。
 その波形から、心筋梗塞や狭心症の有無がわかります。
 また、波のリズムによって、不整脈の診断をします。

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肺機能検査

 肺機能検査

 肺の働きを調べる検査で、肺活量は肺一杯に吸い込み得る空気の量です。
 この量は年齢、身長等に影響されるので、それぞれの人の基準を計算して、その基準値と実際に測定した値とを比較したのが、%肺活量です。
 努力性肺活量は肺一杯に吸い込んだ空気を、力一杯できるだけ速く吐き出した時の量で、このときの最初の1秒間に吐き出す量が1秒量で、努力性肺活量との比が1秒率です。
 V25/Htは肺一杯吸った空気を吐いていって肺活量が25%の量となったときに、毎時1秒間に吐き出される空気の量を身長で割った値です。
 %肺活量が80%以下の時は、拘束性障害と言い、胸膜癒着・肥厚が考えられます。
 1秒率が70%以下の時は、閉塞性障害で、慢性気管支炎・肺気腫・気管支喘息等を考えます。
 V25/Htに低下があるときは慢性気管支炎・肺気腫・ヘビースモーカーの場合にみられます。

メタボリック
シンドロームとは

 内臓脂肪型肥満に、高血圧、高血糖、高脂血などの危険因子が重なった状態をいい、これらの因子のそれぞれの検査値は軽度でも重複すると動脈硬化を起こしやすく、心筋梗塞・脳梗塞へとすすむ危険性が大きくなります。

 メタボリックシンドロームの判定基準

 ◎ へその高さでの腹囲 男 85cm以上  女 90cm以上

             

    上記に加え以下のうち2項目以上該当するとき

 ◎中性脂肪  150mg/dl以上 &/or HDLコレステロール 40mg/dl未満

 ◎血   圧  収縮期血圧130mmHg以上 &/or 拡張期血圧85mmHg以上

 ◎血   糖  110mg/dI以上 &/or HbA1c 5.5%以上

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